今回は、おすすめのハムスター飼育セットについてご紹介したいと思います。
特に、ゴールデンハムスターやキンクマハムスター等の大型ハムスターを飼う上でおすすめなグッズを紹介しているので、皆さんの参考になれば幸いです!
ところで、皆さんはご存知ですか?
実は、ゴールデンやキンクマって、ハムスターの中でもトップクラスに飼いやすいんですよね。
そのため、初心者さんに最もオススメな種類なのです!
しかし、ジャンガリアン等の小型ハムスター向けグッズは沢山あるものの、大型ハムスター向けのグッズは意外と少ないんですよね。
さらに、小型ハムスターと大型ハムスターでは体格も全然違うので、基本的に小型ハムスター向けグッズは、大型ハムスターには流用できないのです。
なので、大型ハムスター向けには何を買ったら良いのか分からない!という方もいるのではないでしょうか?
この記事は、そんな方にぴったりだと思うので、是非参考にしてみて下さいね!
ちなみに、大型ハムスター向けグッズは、小型ハムスターにも流用できる場合が多いです。
そのため、大型ハムスター向けの飼育グッズを揃えておけば、将来違う種類のハムスターを飼う場合でも、殆ど追加費用無しで飼えるため、とても経済的なのです。
そういう意味でも、ゴールデンやキンクマは初心者さんにピッタリだと思いますよ!
ハムスターの飼育に最低限必要なもの
ハムスターを飼う時に、「これだけは絶対に必要!」というものは、以下の9つです。
最後の3つは消耗品ですね。
- 飼育ゲージ
- 巣箱(ハウス)
- 回し車
- トイレ
- エサ入れ
- 給水器
- エサ
- 床材
- トイレ砂
それでは、それぞれどんなグッズがおすすめなのかを紹介していきます!
①飼育ケージ
手作りケージが最もおすすめです。
何故かと言うと、安くて手軽に大きなケージが作れるからです。
市販のケージは大半が小型ハムスター向けの大きさなので、大型ハムスターには小さいのです。
ゴールデンハムスターの飼育ケージの大きさの目安は、一般的に
45cm×60cm×30cm(奥行×幅×高さ)
と言われています。
対して、ジャンガリアンなどの飼育ケージの大きさの目安は、
30cm×45cm×25cm(奥行×幅×高さ)
なので、一回りくらい違う訳ですね。
市販の大型ハムスター向けのケージもありますが、5,000円〜10,000円とかなり高価です。
それなら、好きな大きさで作れる手作りケージの方が、値段も2,000円程度に抑えることができるので、圧倒的におすすめです。
さらに手作りと言っても、実は10分程度で、とっても簡単に作れてしまうのです!
作り方は下の記事に詳しくまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。
kurokinomizuiwa.hatenablog.com
やっぱり手作りは面倒くさい!という方向けに、市販のケージも紹介しておきます。
市販ケージはプラスチック、金網、水槽タイプの3種類ありますが、金網タイプだけは絶対にやめた方が良いです。
ハムスターが夜な夜なかじりまくって大変な騒音がします;;
市販ケージの中では、SANKOのルーミィ60が最もおすすめです。
大きさも十分で、様々な拡張用キットが売っているのでとても便利です。
↓ルーミィ60専用の便利な拡張キットはこちら
給水機やサイレントホイールを取り付けられる専用ジョイントです。
サイレントホイールは21まで取り付け可能です。
こちらは、サイレントホイール21,25を取り付けられるジョイントになります。
ハムスターなら21で十分なので、上記のプラスチック製の方を使うと良いと思います。
ルーミィ60を真ん中で分けるための仕切りです。
ロボロフスキーなどの小型ハムスターや赤ちゃんハムスターを1つのケージで複数飼育する時に便利です。
外付けの部屋を増やすための拡張セットです。
ハムスターが移動するためのパイプと、移動先のケースは別々に買うこともできます。
②巣箱(ハウス)
ハムスターのお家になるものですね。
主に、木製、陶器製、布製のものがありますが、手入れがしやすくトラブルも少ない陶器製がおすすめです。
スドーの「切株のお部屋(大)」は、大型ハムスターでもゆとりを持てる大きさで、夏は涼しく冬は温かい万能ハウスです。
陶器製なので丸洗いができ、おしっこ等のニオイも染み付かないので便利です。
また、こちらは小さいサイズもあるので、小型ハムスターにもおすすめです。
その他、陶器製では下記の製品も可愛いくて良いかもしれません。
インテリアとしても使えるので、便利そうですね。
これ以外だと、成長した大型ハムスターには少し狭いですが、「素焼きハウス どんぐり」もおすすめです。
床が無いタイプなので、おしっこやウンチ等がハウスに付くことなく、お手入れが簡単です。
ちなみに、小型ハムスターの場合は大人でもちょうど良いサイズですよ!
木製の巣箱は、ハムスターがカジってささくれだらけになり危ない事と、虫が湧く可能性もあるため、おすすめしません。
カジって壊れやすく、取り替え頻度が高いのでコスト的にも悪いですしね。
また、布製の巣箱は、おしっこ等が染み付いてニオイが中々取れないので、手入れの面であまりおすすめしません。
その点、陶器製であれば巣箱を丸ごと水洗いでき、ハムスターが怪我をする恐れも少ないので大変おすすめです。
③回し車
ゴールデンやキンクマはパワーがあるので、回し車を回す音が小型ハムスターに比べて大きいので、注意が必要です。
できるだけ「回し車の音を小さくしたい!」という方は、「サイレントホイール」がおすすめです。
ただし、サイレントホイール17だと成長したハムちゃんには小さいので、21にする事をおすすめします。
このサイレントホイール、回す音が小さいだけでなく、ホイールの壁面がフラットなのでハムちゃん達が回しやすくなったようです。
さらに、水濡れ厳禁の回転部分の取り外しが容易なので、お手入れもしやすく大変オススメです!
④トイレ
100均で売っているような、ある程度高さがあるタッパーで十分です。
市販のものでは、マルカンの「コーナーバス」が砂も飛び散らないので便利です。
しかし、大人のキンクマには少し小さいようで、キンクマ用ならタッパーの方が安いですしオススメです。
⑤エサ入れ
これも陶器製の器であれば100均のもので良いと思います。
個人的には、ハリネズミ用なのですが、以下の食器が大きさもちょうど良く可愛いのでおすすめです。
また、器が小さいのでエサがあまり入りませんが、こちらの食器も可愛くて好きです。
その他にも色んなシリーズがあるので、気に入ったのを選んでみて下さい。
⑥給水器
市販ケージでも手作りケージでも使える「マルチボトル」がおすすめです。
上からの吊り下げにも、ネジ止めにも対応しているので、金網や水槽などあらゆるケージに対応する事ができます。
なおかつ数百円ととても安価なのでとてもおすすめです。
その他は、マルカンの「ウォーターボトル」も吊り下げ/ネジ止め両対応です。
特にネジ止めで使う場合は、ボトル形状が平べったいので、外付けで使っても場所を取らずおすすめです。
⑦エサ
ハムスターに日常的に与えるエサは固形のペレットになります。
色んなモノがミックスされているペレットは、ハムスターが偏食を起こすため避けたほうが良いです。
ウチでは、安くて量も沢山入ってるフィード・ワンのペレットをあげています。
ハードタイプのペレットはガジガジかじれるので、歯の伸びすぎ防止とストレス解消に役立つと思います。
高齢になったハムちゃんには、ソフトタイプをあげると良いと思います。
その他、有名どころで言うとハムスターセレクションも食い付きが良く人気です。
⑧床材
ハムスターも人間と同じくアレルギーを持っている事があるので、針葉樹ではなく広葉樹の床材がおすすめです。
自分の場合は、安価で量も多く保管しやすい広葉樹のウッドチップを使っています。
紙系の床材も良いのですが、結構高価な上にあまり売ってません・・・
おすすめは圧縮されているタイプです。
出すときにほぐす手間がありますが、保管スペースを取らないので便利です。
↓こちらは最初からほぐされていますが、大きいので保管場所が必要です。
また、もしハムちゃんがアレルギーでなければ、床材に「ヒノキア」を混ぜて使う方法もかなりオススメです。
このヒノキア、消臭性に大変優れており、おしっこをした場所が一発で分かるのです。
普通の床材よりも消臭性が高いので、ケージの中が全く臭くなりません。
また、濡れた部分の色が明らかに変わるので、おしっこした場所が分かりやすく、取り除きやすいのです。
なので、個人的にはウッドチップ+ヒノキアを混ぜて床材として使う方法が一番おすすめです。
「ハムスターのニオイが気になる!」という方は、是非試してみて下さい!
⑨トイレ砂
実は一番消費が激しい、トイレに敷く砂です。
濡れると固まるタイプと固まらないタイプがあります。
ハムスターの安全のため、固まらないタイプを選んだほうが無難です。
自分の場合は、安価で消臭性、安全性に優れている「サラっとクリーン」を使っています。
必須ではないが、あると良いもの
上記までは飼育に必須なグッズを紹介しました。
ここからは、あると便利だったり、あると良いものを紹介したいと思います。
①砂浴び場
これはハムスターにとって、あった方が良いものになります。
これもトイレと同じく100均のタッパーで十分です。
砂浴び用の砂はトイレ砂と同じでも大丈夫ですが、砂浴び用の砂も市販されています。
トイレ砂より粒が細かくサラサラしています。
しかし、ハムスターからすると「砂浴び場」も「トイレ」も区別がついてない事が多いので、どちらもトイレ砂を入れておいた方が良いかもしれません。
②ペットヒーター
寒い地域にお住まいの方や、冬場は部屋がかなり冷え込んでしまうという方は必須のグッズです。
ハムスターは、温度が低くなりすぎると疑似冬眠してしまう場合があります。
疑似冬眠すると、そのまま死んでしまう事も少なくないので、ケージの中は常に15℃以上はキープしてやる必要があります。
そんな時は、ペットヒーターをケージの下に敷いてやるとケージの中を温めることができ、疑似冬眠を防ぐ事ができます。
おすすめは、以下のシート状のヒーターです。
薄いのでケージの中ではなく下に敷いて使う事ができるため、汚れも防げますし何より安全です。
または、以下のようにケージの中に入れて使うタイプもあります。
コードにカジり防止用のカバーが付いているので、ある程度は安心ですね。
どうしてもヒーターを使えない場合やエアコンで賄う場合は、床材とは別に巣作り用の巣材を入れてあげると良いと思います。
保温性に優れた素材で出来ており、ゲージの中に入れてやるとハムちゃんが巣箱の中に持っていって巣作りしますよ!
また、ケージの近くに温湿度計を置き、常に部屋の温度を管理できるとなお良いですね。
以下の製品は、カレンダー、時計、温湿度、アラームに加え、熱中症やインフルエンザのリスクも教えてくれるので便利です。
③おやつ
ハムスターのエサはペレットで十分ですが、やはり手乗りにしたり絆を深めるためには、美味しいおやつが必須です。
そこで、ここではウチのハムちゃん達に好評だったおやつをご紹介します。
名前を呼びながらおやつをあげると、名前を呼んだだけで飼い主さんの方へトコトコやって来るようになりますよ!
まずは、何と言っても「ひまわりの種」です。
ハムスターは種子系全般に目がないので、種のおやつはハズレがありません。
ただし、種子系のおやつは油分が多いので、あげすぎには注意して下さい。
種子以外のおやつだと、「サクサク王国 とうふ」が食いつき良かったです。
手に持って食べれるサイズなので、ハムちゃんがおててに持って食べる姿はなんとも可愛らしいものがあります。
最後は、猫が好きなおやつとして有名な「ちゅーる」のハムスター版です。
最初あげた時は、見慣れないせいか戸惑っていましたが、一度味を覚えると二回目からはかなり食付きが良かったです。
猫と同じく、袋の先端から出てくるピューレを一心不乱に舐めまくるハムちゃんのしぐさはとても可愛らしいですよ!
④かじり木
ハムスターにとっては、あった方が良いグッズです。
ハムスターは何でもかじるのが好きなので、かじり木を入れてやると歯の伸び過ぎ防止やストレス解消に役立ちます。
⑤Pハンガー
自分がハムスター関係の記事を書くと絶対入れたくなる便利グッズです。
ネジ止めするタイプの給水ボトルや回し車、その他グッズを金網以外のタイプのケージに簡単に取り付けられるアタッチメントになります。
Pハンガーについては、下記の記事で詳しく書いているので、水槽や手作りケージを使っている人は是非参考にしてみて下さい!
kurokinomizuiwa.hatenablog.com
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
ハムスターは大変飼いやすく、どんなしぐさも可愛いため、初めてのペットにとてもオススメな生き物です。
中でもゴールデンハムスターやキンクマハムスターは穏やかな性格でしつけもしやすい事から、初心者向けと言われています。
みなさんも、新しい家族と新しいスタートを切ってみてはいかがでしょうか?