前回は自作デッキケースの作り方を紹介したので、今回は自作カードスリーブの作り方について紹介したいと思います。
自分の好きな絵柄をスリーブにする事ができるので、世界に1つだけのオリジナルスリーブが作れちゃうんです!
さらに、自作スリーブは自作デッキケースに比べて圧倒的に簡単ですし、結構ちゃんとしたものが作れるのでオススメです。
制作費も数百円と安いので、是非トライしてみてください!
↑こんな感じのスリーブが簡単に作れます!
ちなみに、自作デッキケースの作り方は以下の記事で紹介していますので、こちらも参考にどうぞ!
kurokinomizuiwa.hatenablog.com
用意するもの
今回用意するものは以下の通りです。
- A4の光沢紙(薄めのもの)
- カッター、裁断機
- 透明なスリーブ(ハードタイプ)
光沢紙(A4、薄手)
スリーブに印刷した紙を入れるため、光沢紙は薄めの紙の方が良いと思います。
以下の光沢紙は、薄手で価格も安いのでオススメです。
たくさん作りたい場合は、以下のように100枚入り等を買うと、1枚あたりの単価が安くなるのでオススメです。
カッター、裁断機
スリーブの裁断には、カッターか裁断機を使います。
スリーブの場合、どうしても紙を切る回数が多くなるため、裁断機を使うほうが圧倒的にラクです。
裁断機を使えば、マットも定規も要りませんし、一度に複数枚をキレイにカットできます。
家庭用でも、最近は質の良い裁断機が2,000円程度で売っているのでオススメです。
安く済ませたい方は、自宅のカッターを使うと良いと思います。
カッターが錆びているとキレイに切る事ができないため、必ず刃を変えて下さい。
また、カッターの場合は下にマットを敷くと切りやすくなります。
裁断中に紙がズレてしまうのを防げますし、机に傷も付かないため、大変オススメです。
さらに、以下のような滑りにくい定規があると切りやすいです。
この定規はカッターを当てる部分がステンレスになっており、定規に傷がつくのを防げるため、大変便利です。
スリーブ(透明、ハード)
印刷した紙を入れるスリーブになります。
そのため、印刷した絵柄が見えるよう透明のものを選ぶと良いと思います。
また、個人的にはソフトスリーブのような薄手のモノではなく、厚手のハードスリーブをオススメします。
ハードスリーブは、以下の製品が安価で丈夫なので大変おすすめです。
遊戯王やヴァンガード等の小さいカードの場合は、こちらのサイズが最適です。
薄手のソフトタイプだと、ハードタイプより安価でかさばりません。
しかし、スリーブが破れやすく、中の紙も折れやすい等のデメリットがあります。
自作スリーブの作り方
作り方の大まかな手順は以下の通りです。
- スリーブに使う画像を用意する
- 印刷するための画像を作る
- 印刷する
- 印刷した用紙をカットし、スリーブに入れて完成!
それでは、以下でステップごとに詳しく説明します。
スリーブに使う画像を用意する
まず、スリーブの絵柄になる画像を用意します。
スリーブの中に印刷した紙を入れるので、スリーブのサイズより縦×横のサイズが1mm小さい画像を用意します。
今回のハードスリーブの例だと、スリーブのサイズが92mm×66mmなので、91mm×65mmの画像を用意します。
画像の大きさは、ペイントソフトで拡大・縮小等を行い調節して下さい。
また、画像を用意する際は、画像の解像度に気をつけて下さい。
解像度が低いと、PC上では綺麗でも印刷すると画質が粗くなってしまいます。
A4サイズの光沢紙に印刷する場合は、画像の解像度を350dpiに設定すると良いと思います。
↓参考サイト様
iro-color.com
印刷するための画像を作る
絵柄となる画像ができたら、印刷用に複数枚並べた画像を作ります。
このとき、この画像の解像度も350dpiになっているか確認して下さい!
ちなみに、今回のスリーブサイズでA4だと横4枚×2セット分印刷できるので、1回の印刷で計8枚分作れます。
また、画像の並べ方ですが、カットの境界線が分かるように、1ピクセル程度間を空けて並べると良いと思います。
並べたら、png等の画質の劣化が少ない形式で保存します。
<余談>
Windowsのペイントを開いて「編集」→「ファイルから貼り付け」で画像を並べて1枚の画像として保存する方法もあります。
しかし、何故か保存した画像を開いて印刷しようとした時、上手く行きませんでした。
なので、他のペイントソフトを使って並べた1枚画像を作り、png等で保存したほうが良いかもしれません。
印刷する
先ほど作った画像をペイントで開きます。
なぜ画像を右クリックして直接印刷しないのかというと、細かい印刷設定ができないからです。
ペイントで画像を開いたら、「ファイル」→「ページ設定」で余白を0にします。
拡大縮小は「調整」を選択し、「100%」となるようにして下さい。
プリンタの設定は用紙の種類を「光沢紙」に設定し、「きれい」モード等なるべく高画質で印刷できる設定にすると良いと思います。
また、印刷する時に「自動的に拡大・縮小する機能を全てOFF」にして、必ず「等倍」で印刷するようにして下さい。
でないと、出来上がった画像のサイズが異なってしまう場合があります。
一通り設定したら、本番を印刷する前に普通紙で試し刷りしてみて、サイズが合っているか確認する事をオススメします。
インクが勿体ないという方は、白黒印刷で試し刷りすると良いと思います。
印刷した紙をカットし、スリーブに入れる
印刷がうまく行けば、後はカットするだけです。
紙の余白の白い部分がなるべく残らないようにカットして下さい。
カットしたらスリーブに入れて完成です!
ね、簡単でしょう?
完成図
今回の方法で作ったスリーブの完成図は、以下の画像の通りです。
ポケモンカード用に作ったので、画像は全てポケモンで統一しています。
絵柄はPixivからお借りしたもので、枠は自分で後から加工して付け足しました。
<裏面>
<表面>
いかがでしたでしょうか?
自作スリーブは比較的簡単にお手軽作成できるので、是非自分だけのオリジナルスリーブを作ってみてください!
今回お借りした画像
今回スリーブの画像に使用した素晴らしいイラストはこちらになります。
この場を借りて、絵師様方にお礼申し上げます。
www.pixiv.net
www.pixiv.net
www.pixiv.net