黒木ノ水岩

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【レビュー】レジスタンス:アヴァロン

今回は、死人(脱落者)が出ない人狼ゲーム、レジスタンス:アヴァロンをレビューしたいと思います。

人狼系の心理戦が好きな方や、パーティーゲームが好きな方にとってもオススメです!

 

 

基本データ

このボードゲームの基本的なデータは以下のとおりです。

レジスタンス:アヴァロン」基本データ
プレイ人数 5〜10人
プレイ時間 30分
ルール難易度 普通
ゲーム本体のサイズ 小(ボディバッグに入る)
遊ぶ時の必要面積 小(サイゼの2人用テーブル1つ分)

 

ルールの概要

基本的には人狼ゲームと同じで、役職の書かれたカードを1人一枚ずつランダムに受け取ってチーム分けし、役職の能力を上手く使って自分のチームを勝利に導くことがゲームの目的になります。

以下の写真のようなコンポーネントを使ってゲームをプレイします。

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役職

<青陣営(人間側)>

  • 戦士(市民):特に何の能力も持たない。クエストに参加した際は「任務成功」カードしか選べない。
  • マーリン(占い師):ゲーム開始時に、赤陣営のプレイヤーが誰なのかを事前に全員知ることができる。ただし、赤陣営側に正体がバレてしまうと、青陣営が強制敗北となる。
  • パーシヴァル(騎士):ゲーム開始時に、どのプレイヤーがマーリンかを事前に知ることができる。

 

<赤陣営(人狼側)>

  • 戦士(人狼:特に何の能力も持たない。
  • モルガナ:ゲーム開始時に、マーリンであると偽れるため、パーシヴァルの能力を妨害できる。
  • オベロン(狂人):マーリンおよび赤陣営側に、赤陣営のプレイヤーであることがバレない。
  • モードレッド:マーリンに赤陣営であることがバレない。
  • 暗殺者:ゲーム終了後、青陣営側の勝利が確定している場合、マーリンが誰かを指名することができる。

 

ゲームの勝利条件

このゲームでは、計5回行われるクエストの成否によって勝敗が決定します。

それぞれの陣営における勝利条件は以下の通りです。

 

<青陣営>
5つのクエストのうち、3つのクエストを成功させ、かつ赤陣営側にマーリンを暗殺されない。

<赤陣営>
5つのクエストのうち、3つのクエストを失敗させるか、最後にマーリンを暗殺する。

 

ゲームの流れ

ゲームの大まかな流れは以下の通りです。

  1. 最初にリーダーとなるプレイヤーをジャンケン等で決める。
  2. リーダーは遠征に行くクエストを選択し、全プレイヤーの中からクエストに参加するプレイヤーを決める
  3. 選出されたプレイヤーでクエストに行って良いかを全プレイヤーで話し合った後、全プレイヤーで「賛成」か「反対」かの投票を行う
  4. 否決された場合は、リーダーが左隣の人に移り、再度参加メンバーの選出からやり直す。
  5. 参加メンバーが可決されたら、そのプレイヤーは「成功」と「失敗」の2枚のカードを受け取り、どちらかのカードを裏向きで出す
  6. 裏向きで出されたカードをシャッフルし、1枚ずつ表にしてエストの成否を確認する。

手順3では、写真のような「承認」と「却下」の投票トークンが1セットで全員に配られます。

全員、どちらか一方のトークンを選択して裏向きに出し、一斉に開票します。

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無事、過半数の「承認」を得られたら、手順5の通り参加プレイヤーは以下の写真のようなチームトークン1個とクエストカード1セットを受け取ります。

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参加プレイヤー全員がカードを出し終えたら、手順6の通り出されたクエストカードを確認していきます。

ここで、1枚でも「任務失敗」のカードがあった場合、そのクエストは「失敗」になります。

 

エストの成否は、得点ボードの上に得点マーカーを乗せていくことで記録します。

エストが「成功」した場合は青の得点マーカー、「失敗」した場合は赤の得点マーカーを乗せます。

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ゲームの評価

このボードゲームの評価は以下の通りです。

  • 総合評価:S
  • 面白さ:★★★★★
  • 運要素:★☆☆☆☆
  • 戦略性:★★★★★
  • 盛上がり:★★★★★
  • デザイン:★★★★☆

 

プレイした感想

間違いなく面白いです。

人狼ゲームを面白いと感じた人はもちろん、そうでない人にもオススメです。

 

人狼ゲームの場合、早くに脱落してしまった人はゲームが終わるまで暇を持て余してしまうため、コレが嫌いだと言う人も多いのではないでしょうか?

しかし、レジスタンス:アヴァロンでは誰もゲームを脱落する事なく、最後まで全員で楽しめるのです!

 

また、プレイヤーの数が多くても、クエストの成否により参加メンバーの中から人狼を絞れるので、考えが整理しやすいのも嬉しいポイントです。

例えば、参加人数が3人のクエストで、結果が「成功」×2、「失敗」×1だったとき、参加したメンバーのうち少なくとも1人が赤陣営だと言うことが分かりますよね。

青陣営側は「誰をクエストに参加させるべきか?」という事を、赤陣営側は「どうやってクエストに潜り込むべきか?」という事を考えれば良いので、方向性が比較的定めやすいのもプレイしやすさの秘密の1つだと思います。

 

そして、このゲームの特徴でもある「投票」制度により、しゃべりが苦手な人も自分の意思を主張しやすい点も良いですね。

 

さらに、コンポーネントのデザイン面で言うと、アーサー王と円卓の騎士をモチーフにしており、コンポーネント類にこれらの美麗なイラストが描かれているため、雰囲気満点です。

各種トークンもゲームが遊びやすいように工夫されていますし、総合的に見てとても満足できる作品だと思います。

 

みなさんも、レジスタンス:アヴァロンで是非巧みな心理戦を楽しんでみてはいかがでしょうか?