今回は、超簡単ルールながらも奥深い駆け引きが楽しめる2人用ボードゲーム「R-Rivals(アールライバルズ)」をレビューしていきたいと思います。
R-Rivalsは「ラブレター」で有名なカナイセイジ氏が手がけたボードゲームで、ルールの簡単さやコンポーネントのシンプルさから、お手軽にプレイできるので何度も遊びたくなってしまう中毒性があります。
仲の良い友達同士やカップルで気軽に楽しめるオススメのボードゲームです!
基本データ
「R-Rivals(アールライバルズ)」基本データ | |
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プレイ人数 | 2人 |
プレイ時間 | 5分 |
ルール難易度 | 簡単 |
ゲーム本体のサイズ | 小(ボディバッグに入る) |
遊ぶ時の必要面積 | 小(サイゼの2人用テーブル1つ分) |
ルールの概要
このゲームでは、下の写真のように赤と青の陣営に分かれ、お互いに0〜7の番号が書かれた8枚のカードを出し合って勝負します。
先に4回勝利したプレイヤーがゲームの勝者となります。どちらも4回勝利できないまま全てのカードが出された場合、ゲームは引き分けとなります。
ゲームの流れ
まず、2人のプレイヤーはじゃんけんなどで赤と青どちらのカードを使うか決めます。
どちらを選んでもカードの中身は全く同じなので、好みで構いません。
決めたら、それぞれ8枚のカードを手札として持ち、以下の手順でゲームを行います。
- 2人とも手札の中から1枚選び、裏向きでテーブルの上に出す。
- 出したカードを同時に表にして勝敗を決める。
- どちらかのプレイヤーが4回目の勝利だった場合、そのプレイヤーが勝者となる。そうでない場合は手順1に戻る。
これだけです。ね、簡単でしょ?
カードの勝敗
カードの勝敗は、基本的には左上に書かれている数字の大小で決定します。
しかし、カードには固有の能力が書かれているものがあり、そのカードの効果を発揮した結果が加味されます。
下の写真の例では、数値だけ見ると3対6で「将軍」カードを出した青プレイヤーの勝利に見えますが、実際は「暗殺者」のカードの効果で「数字の強弱が逆転」するので、赤プレイヤーの勝利となります。
ゲームの評価
- 総合評価:S
- 面白さ:★★★★★
- 運要素:★☆☆☆☆
- 戦略性:★★★★★
- 盛上がり:★★★★☆
- デザイン:★★★★★
プレイした感想
手札の中から1枚選んで出すだけのシンプルなルールなのですが、個々のカードに効果があるため、出す順番を考えたり、相手の思考を先読みする戦略性があり、とても面白いです。
後半になればなるほど選択肢が限られていくのですが、残っている手札もお互いに把握できてしまうので、「相手があのカードを出してきたら負ける・・・しかし、ここは一か八かの勝負!」という場面がよくあり、大変盛上がります。
ラブレターもそうですが、たった16枚のカードで成り立つゲームの完成度には毎回驚かされます。
手札が自分と相手で全く同じ構成なので、戦略性が大きなウェイトを占めているのですが、手札が8枚しかないので戦略を練りやすいのも嬉しいポイントです。
カードのデザインも素晴らしく、赤と青で違いは無いと言いましたが、実際は左の写真のように「王子」と「姫」のカードはイラストが異なっていたりします。
表面の杉浦のぼる氏のステンドグラスのような美しいイラストも素晴らしいですが、個人的に右の写真のカード裏のロココ調(?)っぽいデザインも素晴らしいと思います。
さらに、このゲームの素晴らしいところは、オプションルールが充実している所です。
合計で14個ものオプションルールがあり、さらにそのルール同士を組み合わせるなど非常に多彩な楽しみ方ができるのです。
みなさんも、R-Rivals(アールライバルズ)でお手軽に駆け引きを楽しんでみてはいかがでしょうか!