今回は、PCをシャットダウンしてもUSB接続している機器が給電されたままになってしまう問題の対処法について紹介したいと思います。
私が使用しているデスクトップ型のゲーミングPCで起こった問題で、PCをシャットダウンしても外付けHDDやマウス、キーボードなどのUSB接続している電源が入ったままになってしまっていました。
これだと、無駄な電気を使う事になりますし、USB接続機器の電源ランプなどが点灯したままになるので、寝るときに電気を消してもピカピカ光るので気になりますよね。
もちろん、PCの背面にある主電源スイッチをOFFにすればPC自体の完全に電源が落ちるので、USB接続している機器の電源も落ちますが、一々背面スイッチをOFFにするのは面倒です。
そこで、今回はシャットダウンするとUSB接続機器の電源も落ちるようにPCを設定する方法を紹介したいと思います!
使用PC環境
まず、私が使用しているPC環境を紹介します。
ネットで調べたところ、PCに使用されているマザーボードが関係あるようですね。
PCの設定方法
それでは、具体的な設定方法について紹介します。
初心者の方向けに、1ステップごとになるべく詳しく書いていきますので、慣れている方は適宜飛ばしてください。
1.PCをシャットダウンする
まず、PCをシャットダウンしていきます。
「スタート」→「電源アイコン」→「シャットダウン」の順にクリックしていき、PCをシャットダウンしてください。
2.BIOS画面を起動する
次に、BIOS画面を起動します。
BIOS画面の起動方法は、PCのメーカーによって異なりますので、各々メーカーHP等を参照してみてください。
どこのメーカーのPCか分からない場合は、PCを起動したときに表示されるロゴを見れば、メーカー名が表示されるので分かると思います。
ここでは、ガレリアの場合のBIOS起動手順を紹介しますが、基本的に流れはどこのメーカーでも同じだと思います。
- PCの電源ボタンを押し、PCを起動させる。
- ガレリアのロゴが表示された画面で、「F2」または「Delete」キーを連打する。
- 画面がBIOS画面に切り替わる。
このBIOS画面にて設定を変更する事で、無駄なUSB給電を防ぐことができます。
3.シャットダウン時にUSB給電も切る設定をする
それでは、具体的なBIOSの設定について説明します。
BIOS画面も各メーカーによって異なるので、詳しくはメーカーのHPを参照してみてください。
例によって、以下はガレリアでの手順です。
ドスパラ公式HPにもやり方が書いてあります。
- 左上の「English」をクリックして「日本語」を選択し、メニュー画面を日本語化する。
- BIOS画面右下の「Advanced Mode」をクリックする。
- 画面上にある「詳細」タブをクリックし、下に表示される項目の中の「APM」を選択する。
- 出てきた項目の中の「ErP Ready」を「有効(S4+S5)」にする。
- 再度「詳細」タブをクリックし、「オンボードデバイス設定構成」をクリックする。
- 出てきた項目の中の「電源オフ状態(S5)の USB 給電*1」が「無効」になっている事を確認する。(「有効」になっている場合は「無効」にする。)
- 画面上の「終了」タブをクリックし、「変更を保存しリセット」をクリックする。
- 「OK」を押す。
以上で、PCの設定が完了しました。
公式HPの手順と異なる部分は、4番目の「ErP Ready」を「有効(S4+S5)」にするという部分だけですね。
Windows10では、「有効(S5)」だとシャットダウンしてもUSB接続機器の電源が切れないので、必ず「有効(S4+S5)」の方を選択してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少しでも同じ症状でお悩みの方の助けになれば幸いです。
それでは、皆さんも良いPCライフを!
*1:英語表記になっている場合があります。