みなさんは「ファタモルガーナの館」というゲームをご存知でしょうか?
美しい音楽、美しいイラストで綴られる喜劇と悲劇…
ある日PS Vitaのゲームもある程度やり尽くしてしまい、何か面白いモノはないかと探していたところ、こちらのゲームを見つけました。
Amazonでもかなりの高評価だったので購入したところ…
想像以上でした。
ノベルゲームでここまで続きが気になり寝る間も惜しんでやったゲームが今まであっただろうか…?いや、無い!
まぁノベルゲームだし、まったり遊べていいかと思っていたらグイッぐい話に引き込まれてしまい、気付いたら寝る時間をオーバーしてた事もしばしば。
その吸引力と言ったら、まるでダ◯ソンのよう。
できる事なら、記憶を消してもう一度プレイしたいと思えるようなゲームです。
今日はそんな「ファタモルガーナの館」を紹介したいと思います。
「ファタモルガーナの館」ってどんなゲーム?
PS Vitaで出ているサスペンスホラーノベルゲームです。
人間の心理や感情などにベクトルが向いているため、ホラーと言うよりも絶望や狂気といった人の内面を描くサスペンス色が強いです。
なので、夜中にトイレに行けなくなるようなアレではないので、怖がりの方もご安心下さい。
元々このゲームは同人で出ていたらしいのですが、「ひぐらしのなく頃に」等と同じく人気が出たため商用化されたらしいです。
ゲームの他にも小説やマンガ、ドラマCDなど様々なメディアミックスが行われています。
あらすじ
「あなた」は気づけば古ぼけた館にいた。
目の前には「あなた」を旦那さまと慕う、翡翠の目をした女中がいる。
しかし「あなた」には記憶がなく、自分が何者なのか分からない。
生きているのかさえも。
そんな「あなた」に、女中は屋敷で起きた数々の悲劇を見せるという。
そこに、「あなた」の痕跡があるかもしれない・・・・・・。
あなたは時代と場所を超えた四つの悲劇を目撃する。
これらを物語として終えてしまうのか、
あるいはその先を求めるのかは・・・・・・
「あなた」次第だ。
しかし、どこかの誰かはこう言うだろう。
「他人の悲劇だから耐えてこられたんだよ」
引用元:ファタモルガーナの館 -COLLECTED EDITION-
「ファタモルガーナの館」の魅力とは!?
私が思うファタモルガーナの館の魅力は、以下のとおりです。
- 物語を彩る美しい音楽とグラフィック!
- 個性的なキャラクター達が織りなすオムニバス形式の物語!
- 物語のテンポが良く、止め時を見失う面白さ!
- めっちゃ泣く何これしんどいもう無理・・・
最後のは溢れ出る感情が爆発したのです・・・
とにかく、ノベルゲームを構成する「音楽」「グラフィック」「テキスト」の3つの要素すべてが素晴らしい完成度です。
また、PS Vita版はゲーム本編に加え「ファタモルガーナの館-Another Episode-」とVita版だけの「オリジナルストーリー(現代編)」の3つがセットになったお得仕様。
しかもオリジナルストーリーの現代編は豪華声優陣のボイス付きという至れり尽くせりな内容となっています。絵柄もかわいい!
PS Vitaを持っている人には是非ともプレイして貰いたいおすすめの一本です!
せっかくなので、1つ1つ魅力について解説していきたいと思います!
物語を彩る美しい音楽とグラフィック!
まず目を引くのは、美しいグラフィックだと思います。
アニメチックではなく、どちらかというと絵画に近い芸術的なタッチで描かれており、独特の雰囲気がよく伝わってきますよね。
音楽も素晴らしく、ニーアレプリカントやニーアオートマタなんかに雰囲気が近いかもしれません。
がおさんの透き通る歌声は聴いていてとても心地よいです。なんとポルトガル語で歌っているらしいです!
また、音楽もグラフィックも美しいだけでなく、その時代や雰囲気に絶妙にマッチしていて、物語の世界へ引き込む後押しをしているのが魅力の1つです。押すなよ!絶対押すなよ!…アーッ!
個性的なキャラクター達が織りなすオムニバス形式の物語!
登場キャラクターもみんな個性的で一癖も二癖もある。
印象に残らないキャラが居ないと言っていいかもしれない。
ここまでキャラが立っているのは、やはりメインのテキストでキャラクターの心情が丁寧に描写されているからだと思います。
ストーリーの構成は、スクエニの「FF6」や湊かなえの「告白」のようにオムニバス形式で様々な主人公の視点から物語が紡がれていきます。
そのため、1つの物語のなかでも主人公によって見え方が全く違ったり、裏でこんなことがあったのか!という伏線回収など驚きや発見が随所に散りばめられ、プレイヤーを飽きさせません。
物語のテンポが良く、止め時を見失う面白さ!
ストーリーのテンポも勿論よく、話の緩急がしっかりしてるなという印象です。
上記でも触れましたが、それぞれの登場キャラクターの視点から描かれているため、湊かなえの「告白」のように認識の逆転による話のどんでん返しが多いです。
例えば、あるキャラクターが親切心で行ったことが、違うキャラクターからすれば拷問だった…みたいな感じです。
また、そのどんでん返しのタイミングも良く(悪く?)、そろそろここで止めとくか〜と思ったタイミングで来るので、えっ?これからどうなるの?!と続きが気になってしまい、無限ループに陥ります(笑)無限ループって怖くね?
めっちゃ泣く何これしんどいもう無理・・・
これはですね…ファタモルガーナの館をプレイすると絶対泣きます。
もう後半の方は号泣しっ放しでした;;
上で書いたとおり、キャラクターへの感情移入がしやすい仕掛けが豊富なので、キャラクター達が辿る悲劇に自分が耐えられないという(笑)
様々なキャラ目線で書かれていることがここでも効いており、あるキャラから見ると完全な悪役なのですが、違うキャラから見ると良いやつだったり・・・
シナリオ、音楽、グラフィック、キャラクター、世界観、etc・・・どれを取ってもそれぞれがお互いにシナジーを形成しているからこそ、1つの作品としての完成度が高くなり、ここまで感動させられるんだなと思いました。
なぜ今「ファタモルガーナの館」なのか?
それは!!!
今なら!!!
PS Storeで!!!
40%オフで購入できるからです!!!!!
期間限定の12月31日までなので、お急ぎください!!
ぶっちゃけこの記事も、この期間限定セールを広めたいが為に書きました(笑)
裏を返せば、それだけおすすめなゲームという事です!
みなさんも是非この機会に「ファタモルガーナの館」をプレイし、悲劇と狂気の果てにある人間の美しさを垣間見てみてはいかがでしょうか!